みなさん、こんにちは。
沢木のオジキの新作が発売になりましたね。
『天路の旅人』
私は新潮連載にあわせて、読みました。
やはり、圧巻のノンフィクション。読み始めたら、止まらなく一気読み。複数回に分けましたが。
西川一三氏の情報については、学生だった頃に邂逅していたような覚えがあり、
『秘境西域八年の潜行』もどこか読んだような、呼んでいないような記憶がありました。大学図書館で借りたのかな。
何はともあれ、自分も西側中国の康定やウルムチ、インド、ネパールを旅したことがあり、見てきた風景や聞いた言葉を重ね合わせて読み進んでいました。西に対するあこがれ、まだ見ぬ土地への想い、もっと旅したいという焦燥感。あるなぁと思っていました。
西川氏の旅は思いのよらない形で終わりをむかえる。一緒に行動していた彼らはどう思ったのでしょう。一番、残念だったのは本人であることは言うまでもないですが。
最後の1ページ、これぞ沢木の必殺技ともいえる終わり方。シビレます。