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勝って兜の緒を締める

考えたことなど日々の記録をば

11月 漢シリーズ ~ドリアン助川氏~

あれは中学生の頃だったか高校生の頃だったか、定かではないのですが、

CATVの音楽番組だったと思います。
そのグループはバンドだったのですが、ボーカルのいかついお兄さんは歌を歌うわけではなく、宮沢賢治の詩を朗読していました。
とても不思議なバンドだったことを覚えています。
そして衝撃的でした。その当時の自分はロックンロール一辺倒だったので
こんな表現方法があるのかと驚きました。

そして月日は流れ、最近彼らのことを思い出しました。
曖昧な記憶だけを頼りにして、インダーネットで調べました。

叫ぶ詩人の会

当時の僕が目にしたグループは彼らでほぼ間違いないでしょう。
このバンドのボーカルであるドリアン助川とは何者なのか。
気になったので調べたら、funnyではなく、interestingでおもしろい人物でした。
『金髪先生』という深夜番組をやっていたり、『正義のラジオ』というラジオのパーソナリティーをやっていたり最近では、書き上げた小説『あん』が映画化されたりしています。

『正義のラジオ』の音源がYouTubeに少しだけあります。

www.youtube.com


このラジオでは、10代の若者と電話で悩み相談をするという番組らしいのですが、
悩みの中には、重いものから軽いものまで様々あるのですが、ドリアンさんは
自分の体験をもとにして、紳士的かつ知的に相談に乗っていておもしろいです。
決して下らない相談に対しても馬鹿にしないし、重たい相談に対しては安易には
頑張れなどを言いません。
特に、白血病を患ってしまったかよちゃんというリスナーからのやり取りが良いです。

「白血病と闘ったかよちゃんの日記」


お涙頂戴なんて本当に嫌いですが、ドリアンさんとかよちゃんとのやり取りは好きです。
かよちゃんは自分が亡くなるまで計6回ラジオに電話を掛けたみたいで、回を重ねていく度に親身になっていくドリアンさんや、電話を掛けている声の主がかよちゃんであると分かるまでの数秒に心揺さぶられます。

“もしもし、かよと申します”
“・・・おー、かよちゃん!? 元気!?”

この“・・・”にやられます。ドリアン氏の『無事だった。良かった。』という声が聞こえてきそうです。

皆さんも時間があれば是非、ドリアン助川氏のラジオを聞いて見てください。

11月。寒いのはあれほど嫌いと何度も書いてきましたが、冬は好きな季節であったりします。