勝って兜の緒を締める

考えたことなど日々の記録をば

12月

今年は暖冬だなと思っていましたが、仙台もようやく寒くなってきました。ちらほら雪らしきものがふりはじめております。

さて、残すところ今2015年もわずか、学生生活もわずか。

ここからどれだけ頑張れるのか勝負。無事に修了したいです。

 

最近、奨学金の返済説明会なるものがあり、あらためて奨学金=借金だもんなぁということを認識しています。僕は学部生の頃から借りているので、結構な額を返済しないといけません。ん~、外車ぐらい買えるんではないだろうか。

まぁ借りたものなので、返すのは基本です。しっかり返します。

それでは、それでは。

11月 漢シリーズ ~ドリアン助川氏~

あれは中学生の頃だったか高校生の頃だったか、定かではないのですが、

CATVの音楽番組だったと思います。
そのグループはバンドだったのですが、ボーカルのいかついお兄さんは歌を歌うわけではなく、宮沢賢治の詩を朗読していました。
とても不思議なバンドだったことを覚えています。
そして衝撃的でした。その当時の自分はロックンロール一辺倒だったので
こんな表現方法があるのかと驚きました。

そして月日は流れ、最近彼らのことを思い出しました。
曖昧な記憶だけを頼りにして、インダーネットで調べました。

叫ぶ詩人の会

当時の僕が目にしたグループは彼らでほぼ間違いないでしょう。
このバンドのボーカルであるドリアン助川とは何者なのか。
気になったので調べたら、funnyではなく、interestingでおもしろい人物でした。
『金髪先生』という深夜番組をやっていたり、『正義のラジオ』というラジオのパーソナリティーをやっていたり最近では、書き上げた小説『あん』が映画化されたりしています。

『正義のラジオ』の音源がYouTubeに少しだけあります。

www.youtube.com


このラジオでは、10代の若者と電話で悩み相談をするという番組らしいのですが、
悩みの中には、重いものから軽いものまで様々あるのですが、ドリアンさんは
自分の体験をもとにして、紳士的かつ知的に相談に乗っていておもしろいです。
決して下らない相談に対しても馬鹿にしないし、重たい相談に対しては安易には
頑張れなどを言いません。
特に、白血病を患ってしまったかよちゃんというリスナーからのやり取りが良いです。

「白血病と闘ったかよちゃんの日記」


お涙頂戴なんて本当に嫌いですが、ドリアンさんとかよちゃんとのやり取りは好きです。
かよちゃんは自分が亡くなるまで計6回ラジオに電話を掛けたみたいで、回を重ねていく度に親身になっていくドリアンさんや、電話を掛けている声の主がかよちゃんであると分かるまでの数秒に心揺さぶられます。

“もしもし、かよと申します”
“・・・おー、かよちゃん!? 元気!?”

この“・・・”にやられます。ドリアン氏の『無事だった。良かった。』という声が聞こえてきそうです。

皆さんも時間があれば是非、ドリアン助川氏のラジオを聞いて見てください。

11月。寒いのはあれほど嫌いと何度も書いてきましたが、冬は好きな季節であったりします。

 

10月

忙殺そして忙殺。
先月の学会後から月月火水木金金という日々でした。
飯食うか、風呂入るか、寝るかそして時々休みの時間が与えられるという日々。
実験する時間が惜しいので、一日一食となりました。
先日指導教官と打ち合わせをしている時に
“12月は寝る間を惜しんで実験してください”
というお言葉をいただきました。ありがたや。
寝る時間があるだけまだましなのかもしれないですね。
来月からはさらに忙しくなりそうです。

とは言っても時間の隙間を見つけて“遠い空の向こうに 原題:October Sky”という映画を観ました。

 

遠い空の向こうに [DVD]

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なかなかの青春モノで1つのことに熱中するということは若者の特権の一つなのではないかと感じました。
しかし、何かこう胸を熱くしてくれる作品というわけではありませんでした。
きっと、10代に観ていればもっと熱い思いを感じたのではなかったか。
気になったのは、この映画はドラマか、もしくはもっと上演時間が長い映画にすれば良かったこと。
実話を元にしており、色々と描きたいみたいなのですが、展開が早いため、自分には不自然に感じるところが多々ありました。

さてさて、そろそろ冬の寒さが近づいてきました。
読者の皆様、ご自愛下さい。

 

9月

今月の更新は、とても遅くなってしまいました。

ん~特になにも起きなかったしな~とも思いますが、一応本業の学生生活(研究)に邁進していました。

9月頭には学会での発表をしました。自信がついたのか不安要素が増えたのかはっきりしませんが、今まで行ってきた研究をまとめて発表するということに少しだけ、楽しみを感じました。発表する前は緊張するんだけど、終わったらなんだか寂しいような気がするからおもしろいです。

私が住んでいる仙台では、お盆明けぐらいから9月に入るまで曇りか雨という天候が続いていました。なので、今年は夏の暑さをほとんど感じることがありませんでした。

まぁ1週間ぐらいは熱帯夜でしたが。

そして、すでに寒くなってきました。

この冬が学生時代最後。仙台で過ごす冬よりも寒い冬はあるのでしょうか。

今月は風邪気味ですので、以上と致します。

 

8月

夏だから暑いのは当たり前ですが、今年は殺人的な暑さとなっています。
僕が住んでいる寮にエアコンがないということもありますが、我が家では、エアコンを常時稼働させることは『負け』という習慣があったりします。その魂を引き継いでいて、エアコンというものはほとんど自分から使わないのですが、夜に寝るのが大変です。というか、朝起きたら汗が半端ない。いっそのこと、エアコンがガンガン効いている研究室で寝たほうが快適な睡眠が取れるのではないかと思ってしまいます。

 

最近、『旅する力 深夜特急ノート』を読みました。4年ぶりの再読でした。

 

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)

旅する力―深夜特急ノート (新潮文庫)

 

 


沢木耕太郎氏が書いた『深夜特急』の集大成で、旅に出た経緯や旅への持ち物、デリーからロンドンに着いてからのその後、旅で失ったもの得たものが書かれています。
やっぱり、旅に出たい。“ここではないどこか”を求めています。
沢木氏がこの“酔狂”な旅に出たのは彼が26歳のころ。
僕は今年で25歳。高校生の頃に『深夜特急』を読んだときには、自分も彼と同じような旅を26歳までにやってやるんだと強く思っていました。
年齢が問題というわけではないですが、気づけばタイムリミット近し。
う~ん、、、どこか行きたいなー。修了してから就職するまでの休みで行きたいなー。

 

先日就職先が確定しました。というのも、5月にはすでに1社からは合格を頂いていたので。今年から経団連の方針とやらで就活が数ヶ月後ろ倒しになっていました。
面接は8月スタートからというのが表向きの話だったみたいで、僕が受けた企業も最終面接の日程はしっかり8月1日に行いました。

だんだんと社会のレールに乗ってしまっていることを強く感じています。

どこかで、この感覚をぶち壊さねばならないとさえ感じています。

 

 

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写真は4年前の夏に行った中国の記録

7月 漢(おとこ)シリーズ ~眞木蔵人氏~


7月です。就活の面接が先ほど終わりました。
今年度何度目の東京でしょうか。

みなさんは“BAZOOKA!!!”という番組を知っているでしょうか。

www.bs-sptv.com


BSスカパーで放送されているこの番組、『自由を愛する大人のためのテレビ』というコンセプトのもと、アンダーグラウンドな人物や世界を紹介しています。
柳沢慎吾のBAZOOKA!!!1時間ジャック』
『グラフィティNIGHT』
『高校生ラップ選手権』
とか色々あります。

この番組の出演者の1人に眞木蔵人さんがいます。
北野武監督の映画に出ていたなぁという認識はありましたが、
“サーフィンが上手くて怖い人”ぐらいにしか知りませんでした。
YouTubeのコメント欄には眞木さんに対するネガティブなコメントもあったりしますが、個人的には、時として的確なコメントをする時もあったり、関心することもあります。

う~ん、眞木蔵人とはどのような人物なのか。調べてみるとおもしろい音源を発見しました。
それがこちら。

www.youtube.com

※リンク切れのため再掲(’20.12.29)

共感することがたくさんあります。
備忘録の意味も込めて、書き起こします。

・東京の引力について
2:40~
“最近千葉に住んでるんだけどね、まぁちょと外から東京を考え出したときにね、
いつも断面図にして見るようにしてんだ。そうするとまず地下にはメトロが走ってる。スゲー勢いで。で地下にでっけぇ穴があいてんだよね。だからこの町は引力が違うと思う。
(中略)みんな地に足がついてねぇんだよ東京は。それを発見しちゃったんだ。
俺は海辺の平屋に住んでるから、土から引力をバキッと感じてるけどね。”

後半の部分すごい共感できて、僕自身も昔から高層マンションとかに何故だかすごい違和感を感じていました。僕が感じていることは眞木さんが表現している感覚と近いです。
“土からバキッと~”て言う感覚。僕もこう思ってました。ゆくゆくは田舎に住みたい。

六本木ヒルズについて 
 4:13~
ヒルズ族の連中はネットはしり過ぎちゃって、歩くのとかたるくなっちゃったみたいね。だから基礎体力がない。警察呼ばれた時もあいつらじゃ逃げられない。
壁登ったり、もうね、普段飛ばない20段ぐらいの階段飛んだりとかありえない動きができないんだよ。
だからすぐ捕まっちゃったじゃん。
(中略)巨大ジェイルに住んでるようなもんだ。そんなとこ自分から縛って俺は天下取ったぞなんてやってるあいつらアホなんだよ。警察が動いて、窓開けたって、あら~でしょ。飛び降りれないでしょ。
悪いことするなら平屋に住まなきゃ。逃げるときは屋根に上ってタタタタタって忍者スタイルでやんなきゃ。
俺はそういうの見て育ってきてるから鍛えてあるよ。”

悪いことするなら平屋という件は別として、今の世の中昔と比べて運動する機会が滅多に減ったのは確か。
これをすぐに思い出しました。

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(画像は映画『ウォーリー』から)

いつ何が起こってもいいように、鍛えておくことは必要ですね。

 6:48~
“バックトゥザフューチャーの悪役で、あのほら金稼いででっけぇビル建てたのいたじゃん。あれなんだよ、六本木ヒルズっつうのは。こんなもんはすぐなくなるよ。”


・自然について、リアルについて
 7:58~
“まぁおナワになったら終わりだけど、戸塚宏さんのイズムは今の奴らに必要だったよ。
あいつは生徒を溺れさせてイジメんのが気持ちよかったかも知んねぇ。本当に悪い奴なのかもしんねぇ。顔もやばいじゃん。
でもね、ポジティブな目でとって、人々を自然と触れさせたってことに俺は感動する。
だって海はやべぇからマジで。俺は戸塚さんをぶっ飛ばしたいけど、ヨットで海からは帰って来んね。自然はそういうヤバいもんだ。でね、俺は海はぶっ飛ばせねぇ。”

戸塚氏のことはわからないけど、自然にとって人間なんてほんの些細なもので、ヤバいですよね。
人間が征服できないものの1つではないかと思います。きっとサーファーとして、海にいる時間が多い眞木さんだからこそ言える言葉ではないかと。

8:40~
“オーラのなんたらっていう番組に出てる霊能者。リアルな人間はねテレビにでねぇんだ。まず地球のために考えてんだ。芸能人のケツ拭きなんてしません。だってテレビ番組でしょ。CMあるんでしょ。視聴率のためなんですよ。
でねあいつは全部嘘だよ。俺の何にもあてらんねぇ。あいつには。
(中略)自然からパワーもらってるから、あいつは俺の人生とかあてらんねぇ。”

ネットだけでなく、テレビもほとんど見ていないという眞木さん。
前半部のテレビに関する見方がお見事です。本当にこれにつきます。

9;45~
“地球っていうのはね、本当に、山と木とアニマルを育むためにある。ビル建てるためじゃない。”

ビルをフェイク、箱庭と言う感覚。素晴らしいの一言。

やっぱり人間は本来、社会人である以前に、自然人なのでしょう。 

ykirblog.hatenablog.com

 

6月 後悔とは

2015年の半分が終了。今年も早く終わりそうですね。

数年前から『名言』を取り上げた書籍が増えてきていると感じています。

僕自身、前向きになれるし、勉強になったりしたりすることもあります。

が、その本に書かれていたり、著名人の方が言っていたりする『名言』というは、その人が体験したということがあるから含蓄がある『名言』になるのではいのでしょうか。 

自分が体験して発する言葉ではないと、100%の『名言』とならないと感じています。

人から聞いた、もしくは書かれていた『名言』を他人にいいべ!!と言っても、なんか違うような気がしてなりません。

とは言っても、好きな言葉はあって、キャメロン・ディアスが良いこと言ってます。

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(画像は映画『マスク』より)

 

“Your regrets aren't what you did, but what you didn't do. So I take every opportunity.”

「後悔とは、やってしまったことにするものじゃなくて、やらなかったことにするもの。だから私はチャンスがきたら必ずトライするわ。」

 

昨年度トライしなかったことがあって、後悔しているところですが、前向きに考えていきたいところです。